おひなさまを飾って、春が来た

雛人形 つれづれ

お天気のいい日曜日。

数日前の寒い朝にしおれていた玄関先の小さな花壇のビオラも、すっかり元気です。

紫色のビオラの花

庭の沈丁花も香っています。

沈丁花

三寒四温のこのごろ、少しずつ、春が近づいていますね。

娘が保育園のころ、この時期に、

「冬のおなかの中に“春の赤ちゃん”が生まれたんじゃない?」

……と言ったことがあります。

今年ももう、“春の赤ちゃん”は どこかで生まれているようです。

久しぶりのひな飾り

今年ももうすぐ雛祭りです。
わたしが子どものころ、うちにひな人形はありませんでした。

母が、オルガンの上にありったけのぬいぐるみやお人形をならべて、お花を飾って、それがおひなさまの代わりでした。

当時はそれに何の疑問も不満も抱いたことはありませんでしたが、今思うとちょっと不思議。
公務員だった父に、小さな雛飾りくらい買う余裕もなかったのかしらん?
家が狭かったので、飾る場所がないという判断だったのか?
それとも、昭和40年代はそんなものだったのか?
同世代の皆さんはいかがでしょう。

 

今さら拗ねてもしょうがないのでそれはいいとして(笑)、
今日は、娘の雛人形を久しぶりに出してきて飾りました。5年ぶりくらいでしょうか。
本人が巣立ってしまうと、なかなか出さないものですね。

娘の雛人形は、木目込み人形。ジジババたちが張り切ってそろえてくれたので、いったいいくらしたのか聞いていないのですが、お顔といい、着物の色合いといい、とても品のいいお人形たちです。

雛人形

黒いピアノ調のひな壇は、組み立ても簡単。
実は、7段飾り用のスチールのひな壇と赤い毛氈もあるのですが、そちらは組み立ても片付けも大変なので、シングルになってからはなかなかです。

久しぶりだと、飾り方、並べ方はどうだったっけ…とわからなくなりやすいので、最初に飾った時の写真を箱の中に添えています。毎年飾っているなら、スマホで写真を撮っておけば、それを見ながらできますね。

 

飾り終えると、部屋がぱっと春めいて、明るくなりました。

お雛様のアップ画像

娘は、小さいころからこのおひなさまの顔立ちが大好きで、「わたしに似てる♪」なんて言って喜んでいました。

雛人形はいつ出す?いつしまう?

うちはのんびりしていて今日出しましたが、雛人形は立春を目安に飾るのがよいと言われているようですね。

一説によると、「二十四節気」の2番目の節気である「雨水(うすい)」の時期に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる、という言い伝えもあるそうです。
調べてみると、2021年は2月18日(木)〜3月4日(木)でした。(おお、ちょうどよかった♪←アラサーの娘には聞こえない小声

ただ、この時期に出すと、すぐにしまわなきゃいけないから、少しあわただしいですね。
もっとも、雛祭りが終わったからと言って焦ってすぐにしまうよりも、お天気のいいカラッとした日を選ぶことが、お人形のためには大切だそうです。
とはいっても、やはりいつまでも出しておくものではなく、「啓蟄(けいちつ・今年は3月5日)」あたりでしまうのがひとつの目安とされているようです。

雛人形のしまい方問題

今年久しぶりに出してみてちょっとショックだったのが、お道具などのところどころにシミがついていたことです。

油灯 お雛様台

油灯の和紙の部分や、おひなさまが座る台の布が張ってある部分などに…(悲)

前にしまったときにはこのような汚れはなかったので、気づかないうちについていた目に見えない汚れが、しまっているうちに定着してしまったのでしょうか。

ひな壇のピアノ調の黒塗りの部分にも少しカビのような汚れがあり、それは柔らかい布にアルコール除菌スプレー液をしみこませて拭いたら取れましたが、紙や布の部分はどうしたらいいかわからず。。。

実は前回しまうときに、防カビ剤を入れるべきかな~と思いつつ、「ま、プラスティックケースにしまうから大丈夫だろう!」と、入れなかったんですよね。そのせいかも…。今年は入れます。

そして、今度から、出し入れの時には手袋をしようかなと思いました。コットンの、白い手袋。100均にもありますよね。手をきれいに洗ったつもりでも、手あかが残ってしまうのかもしれない。

そして、このお人形やお道具を包む紙、なんと今まで(つまり四半世紀以上)、一度も換えていないので、もうかなりボロボロ。

雛人形をしまうプラスティックケース 雛人形を包む紙

この紙が雛人形専用なのかなと思って、ずっとこれで包んでいました。
が、さすがにもう取り換えないと。今回はまだお人形は無事でしたが、お人形にシミなど残ったら大変ですもんね。

「雛人形のしまい方」で検索してみると、いろいろなお人形店のホームページが出てきたのですが、しまい方も結構いろいろでした。共通しているのは、お人形のお顔を紙(ティッシュでもいいみたい)で覆うこと。

あとは、そのまま箱に収めている例もあれば、うちのようにお人形の全身を紙で包んでから箱に入れる例もあり、ちょっとびっくりしたのはお人形をポリ袋に入れてしまう例もありました。ポリ袋は通気性とか、ちょっとどうなんだろう??

 

そして、調べている中で、どうして今まで知らなかったんだろうと思ったのがこれ。

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これならしまいやすく、次に出すときも出しやすそう!
不織布だから通気性もあるし、お顔カバーもついてるし。

レビューを見ると、わたしと同じように数十年前の古い紙で包んでいた方々が、便利になった、楽になったと書いていらっしゃいました。わたしだけじゃなかった(笑)
さっそくポチしました。今年は安心してすっきりしまえそうです。

ともかくも、あと2週間はおひなさまのいるお部屋。
なんだかわくわくするのは、いくつになってもお人形好きな女の子の気持ちが残っているのでしょうかね。

 

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